消防・防災マガジン
「非特定防火対象物」と「特定防火対象物」? 違いを簡単に書いてみた
東京・北関東を中心に消防設備の点検、工事を行っております、一電機株です!
皆様、いきなりですが問題です!
「特定防火対象物」と、「非特定防火対象物」の違いは何でしょうか?
言葉を聞いただけではわからないですよね。
建築物を大まかに分類すると、一般住宅といわれる消防法による制約をほぼ受けない建物と、不特定多数の人間が使用するなどの理由から、消防設備の設置が義務付けられている建物に分けることができます。
その消防設備を設置しなければいけない建物のことを「防火対象物」と言います。
防火対象物はその中でさらに「特定防火対象物」と、「非特定防火対象物」に分類されます。
その違いは、ざっくりいうと「不特定多数の人が出入りするか、しないか」という違いです!
例えば、工場や事務所、アパートなどは多くの人が滞在しています。
しかし、上記のような建物の人はほぼ同じ人が出入りしている場所になりますね。
このような場所を「非特定防火対象物」としています。
一方「特定防火対象物」というのは、その建物を利用する人が決まっていない建物を指します。
例えば、病院やショッピングセンターなどは誰が利用するか決まっていませんよね。
「特定防火対象物」に分類される建物は、特定の人物が利用するのは決まっているけど、火災時の避難が困難と予想される、福祉施設や、幼稚園等も入ります。
ですが、小学校や中学校、お寺などは、避難が困難でないことや火事の起こる確率の低さから、特定防火対象物には分類されていません。
特定防火対象物は点検における報告の義務や、設置する設備が違ってきます。
ですが両方ともに言えること…それは、点検はどちらも義務です!
点検を怠ると罰則の対象になりますので、
そういえば最近点検してないな~という方も、これから点検始めようという方も、お問合せ下さい♪