消防・防災マガジン
消防設備点検の内容について
東京、北関東で消防設備の点検・工事を行っております、一電機株式会社です!
先日、事務所の会議室の外からセミの鳴き声を聞きました。
もう7月も半ば…本格的に夏の準備は始まっているんだなと感じました♪ 今日は雨ですが…!
さて、今回は消防設備点検の実施内容についてお話いたします!
消防設備点検を行うにあたり、何をしているのかって気になりますよね?
消防設備というものは種類がかなりあるため、今回は設置されている確率が高い「消火器」「自動火災報知設備」について書いてみます。
まず、消火器の点検時には、設置されている消火器の全数の外形を点検します。
・本体容器に変形やサビなどの異常はないか
・ホースに詰まりやひび割れがないか、正常に動くか
・消火器上部の安全ピンがついているか、封印シールなどがあるか
・使用期限が過ぎていないか
・圧力ゲージのあるものに関しては、圧力の規定値内になっているか
などを見ています。
これらのほかにも、建物のあらゆる位置から歩行距離で20m以内に消火器は設置されていないといけません。そのため、設置間隔や設置場所もチェックしています。
そして、ウエスなどで本体をきれいにしてあげて完了です。
特に外に設置されている消火器は、半年間雨風に当たっているので意外と汚れがついていることが多い気がします…。
以上が半年に1回必ず行う消火器の外形点検です。
次に、製造年から5年過ぎた蓄圧式消火器と、製造から3年を過ぎた加圧式のものは、該当本数中から抜き取り方式で消火器内部の機能点検を行う必要があります。
この内部点検は、製造から5年経過したものから設置数量の10%ずつ行っていきます。
こちらの計算は意外と複雑なものになっています。一定の年数内に該当消火器全数の機能点検が終わるように計算をして点検を行います。
機能点検及び放射能力試験などは、本体機器を開いたりすることがありますので、必ず専門の業者、消防設備士乙種6類の所持者に行ってもらいましょう!
当社ですと、機能点検の実施、消火器の年数の管理までお任せいただけます♪
次に、自動火災報知設備の点検項目についてです!
自動火災報知設備の点検は、まず受信機を操作することから始まります。
・予備電池及び非常電源の外観に変形腐食などがないかの確認
・表示灯がすべて点灯するか
・常用電源を停電状態にしたとき、自動的に予備電源又は非常電源に切り替わり、常用電源に復旧したとき自動的に常用電源に切り替わるか
・受信機の位置が常時人がいるか、使用上及び点検上必要な空間が確保されているか。
・受信機本体に変形がないか
・スイッチが正常に点灯しているか、押しにくくなっていないか。
・断線等ないか
・感知器は外形に変形や損傷がないか
・感知器は正常に作動するか
などなど…
自動火災報知機の点検には、かなりの手順があり、上記で書いたのはほんの一部、さらに言うと半年に1回行う機器点検の内容です。
年に1回の総合点検の際には機器点検の内容に、配線等の全体の点検になります。
消火器よりも機器が複雑な分、機器点検だけでも手順が盛りだくさんなのが分かりますね!
以上が消火器と、自動火災報知機の消防設備点検の内容になります!
かなりざっくりと、大まかに書いているので、総務省で掲示されいる点検要項ではさらに詳しく書かれています。
共同住宅や工場、病院などの防火対象物では有資格者のみが消防設備点検が可能になっています。
点検資格者もしくは、消火器なら乙種6類、自動火災報知設備では甲種4類の有資格者による点検が必要になります。
一電機の作業員は全員が有資格者であり、点検後の報告書の作成まで行っておりますので、
消防設備点検業者をお探しの方はぜひご相談くださいませ♪
本社スタッフ 橋本