防火管理者とは ー役割と責務ー

2020/11/19 安全管理

東京・北関東を中心に、消防設備の点検、工事を行っております、一電機㈱です!

 

時々、点検をしているオーナー様に、結果報告書ができたので立会者のところにサインをお願いします!と連絡をしますと、「防火管理者ってとこにも名前を書くの?」と質問を受けます。

 

消防設備の点検結果報告書にあります立会者と防火管理者の意味は、別物です。

そこで今回は、防火管理者とはなにかをお話していこうと思います!

 

まず、防火管理者とは、「火災の発生を防止し、かつ、万が一火災が発生した場合でも、その被害を最小限にとどめるため、必要な対策を立て、実行をする責任者」という意味合いがあります。

 

防火管理という言葉にも上記と同じ、「火災の防止、火災を最小限にとどめるための対策と実行」という意味があります。

 

この防火管理を怠ると、火災が発生・拡大しやすい建物になってしまいます。

このようなことにならないためにも、防火管理者という責任者を選任するのです。

 

防火管理者は、実は国家資格です。

消防署へ届出をする際には資格証明が必要となっています。

 

基本的な取得方法は、資格講習及び効果測定試験となっています。

この資格には、甲種と乙種があり、

甲種を取得した人は乙種の資格も含んでいるのですが、乙種しか取得していない人は新たに甲種を受講して効果測定試験に合格しなければ甲種資格を保有できないという決まりがありますので、慎重に取得する資格を選びましょう。

 

甲種資格は、大規模な防火対象物や火災発生時に人命への甚大な被害をもたらすと考えられる施設(福祉施設を含む)を含む、全ての防火対象物の防火管理者となる資格、となります。

 

一方、乙種は甲種以外(延べ面積が甲種防火対象物未満のもの)の防火対象物(乙種防火対象物という)の防火管理者となれる資格、となります。

 

資格取得講習以外の方法で選任する場合は、学歴や消防職員といった認定方法などもあります。

 

学歴の場合は防災に関する学科又は課程を修めて卒業した者で、1年以上防火管理の実務経験を有する者となっており、

消防職員の場合は市町村の消防職員で、管理又は監督的な職に1年以上あった者という決まりがあります。

 

防火管理者の責務として、代表的なものは、

 ・「防火管理に係る消防計画」の作成・届出

 ・避難訓練の計画・実施

 ・消防設備点検、または整備

などなどが挙げられます。

 

最後に、防火管理者の人が行うべき火災予防例を少し上げてみます。

 

まず、店舗などでの防火防止対策は、

死角となりやすい売り場及び共用部への対応や、

バックヤードへの出入りの管理、

ごみ集積場の環境改善などが挙げられます。

 

これは、定期・不定期に売場やバックヤードなどを監視することで、火の不始末の防止や不審火・放火の防火対策になります!

 

共同住宅などの場合ですと、

共用部や建物周辺のルールの徹底、

ごみ出しルールの徹底、

監視カメラの設置などが挙げられます。

 

こちらも、店舗同様不審火、放火の防火対策になります。


例えば、所定でない場所・所定でない日時にごみを出していたとして、ある通行人がその近くで火のついたままのタバコをポーンと投げ捨てたとします(※タバコのポイ捨ては犯罪です!)。

そのタバコが風に吹かれてコロコロと転がり、放置していたごみに引火して……という事例が実際にあります!

 

もしも自分たちの職場や、家でこんなことが起きてしまったら、と思うとぞっとしますよね。

 

このようなことが起こらないよう未然に防ぐためにも、防火管理者は重要なポジションですね!

 

また、防火管理者の方は、消防設備点検等も行わなければなりません。

 

消防設備点検は、無資格者が点検可能な防火対象物であっても有資格者の点検実施を推奨していますので、実施をお考えの際は当社のような消防設備業者へご連絡ください。

 

消防設備点検の安全性、確実性のためにもなるだけ有資格者に点検してもらいましょう♪

 

もし、何かわからない、点検について聞きたい等ありましたら、お問合せ下さいませ!

 

本社スタッフ:橋本