押してはいけないボタン ー赤いアイツー

2020/08/28 自動火災報知設備

東京・群馬を中心に消防設備の点検・工事を行っております、一電機㈱本社の橋本です!

 

さて、今回は押してはいけない赤い押しボタンのお話です。

皆様、学生時代の避難訓練などで、「ジリリリリリ!」という大きな音を聞いたことがあるかと思います。

もしくは、いたずらで押した生徒が怒られた、なんてこともあった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

あの赤い押しボタンも、自動火災報知設備の仲間で、火事を発見した時に、危険を知らせるための設備になっています。

この設備は「総合盤」というもので、またの名を機器収容箱といいます。

この名前から複数の機器が一つの箱に入っているということがわかりますね。

 

 

「総合盤」に入っているものは、自動火災報知設備の一部である、「音響装置」と「発信機」、「表示灯」です。

 

表から見て、赤くランプが点灯しているものが「表示灯」
「強く押す」と書かれていることが多い押しボタンの「発信機」
総合盤の中に設置されているので表からは見えませんが、ベルの音を出す「音響装置」
この3つが一つにまとめられているのが、総合盤です。

 

この総合盤、子供のころにいたずらで押さないでください!と言われませんでしたか?

私も総合盤にあるボタンは、押してはいけないボタンというイメージがありました。

 

発信機を押すということは、「火災が発生している」と断定することになります。

 

押しボタンが押された時点で、自動火災報知設備は火災が発生していると判断しているので、ベルは周囲の人に火災を知らせるために、大きな音で鳴り響きます。

そして、大元の火災報知機の受信機に信号がいき、「火事です、火事です」と知らせます。

さらに、自動火災報知設備と連動させている設備などがあれば、非常時の作動をします。

 

例えば、防火扉が閉まったり、自動火災報知設備がエレベーターに連動していれば、エレベーターが避難階(フロントや地上階に出る出入口)に移動し避難を誘導します。

その他にも、不特定多数の人が利用する施設には、多数の設備と自動火災報知設備を連動させています。

 

もしいたずらにも押してしまったらこれらが一斉に作動してしまい、大きな被害が出てしまいます!

 

しかしながら、受信機を止めたのに音が鳴りやみません!というご連絡をいただいたとき、発信機が押されていることが多いです。

 

一般的な発信機の復旧方法は、総合盤に設置されている発信機に、小さな小窓か、もしくは下にスライドできる部分がついています。

その中に小さな”ツメ”のような部品か、ONOFFスイッチがあり、ツメやスイッチを上か下に押すことで、押されたボタンが元の状態に戻ります。

 

発信機を戻した後は、受信機の音を止める作業になります。

過去にブログをアップしてあるので、そちらをご覧ください♪[→https://hajimedenki.co.jp/blog/zidokasaihotisetsubi/20200731-988/]

 

ここまで総合盤について書いてきましたが、自動火災報知設備は他の設備と結びついていて、非常時の際にいち早く非難を誘導するためのものであることがわかります。

 

いたずらで押してしまうことは絶対にダメです。

ですが、本当に火事を発見した場合は押してください!

 

一電機は、自動火災報知設備の誤作動の対応も行っております!

お困りごとがあれば、ご連絡くださいませ♪